FTPソフトでWordPressファイルを操作する(ファイルマネージャー)
FTPソフトがあれば致命的なエラーでWordPressにログインできなくなってもWordPressファイルを編集できます。ブログ初心者に向けて、WordPressファイルを操作する2つの方法(FTPソフトとファイルマネージャー)を紹介します。
WordPressからPHPファイルを編集するのは厳禁です。
編集ミスによってPHPファイル内でエラーが起こるとサイトにアクセスできなくなります。
PHPファイルの編集には、より安全に編集できるFTPを使用します。
この記事では、WordPressでfunctions.phpやwp-config.php等のPHPファイルを編集する方法と注意点を紹介します。
PHPファイルの正しい編集方法を知っておきましょう。
編集を失敗するとサイトが表示されなくなる
まず始めに、
WordPressのphpファイルを編集する際は注意が必要です。
編集ミスによってphpファイル内でエラーが起こるとサイトにアクセスできなくなります。
phpファイルを編集する前に、よく理解しておいてください。
絶対にWordPress上でphpファイルを編集しないこと!
WordPressでphpファイルを編集してはいけません。
WordPressのPHPファイルを編集するときはFTPを使います。
編集自体は可能ですが、リスクが非常に大きいです。
例えば、
WordPressの管理画面左側のメニューで外観 > テーマエディターを選択しテーマエディターを開きます。
右側にテーマ内のファイルが表示されるので、functions.phpを選んでください。これだけ簡単にfunctions.phpを編集できます。
しかし、
編集ミスをすると重大なエラー(PHPエラー)が起こり、WordPressにアクセスできなくなります。
エディタにアクセスできないので元に戻すこともできません。
テーマエディターは簡単にPHPファイルを編集できる便利な機能なのですが、全く初心者に向いていません。
WordPress上でのphpファイル編集は絶対に止めてください。
解説サイトでは特に説明なく「下記コードをfunctions.phpに追加してください」といったようにfunctions.phpを編集する内容が書かれていることがよくありますが、
これらの記事は初心者を対象としていない場合が多いです。
対処方法を知らない初心者が編集エラーを起こすとパニックになります。
初心者の方はfunctions.phpやwp-config.phpを編集する前に、正しい編集方法とエラーが起こったときの対処法を把握しておきましょう。
WordPressのPHPファイルを編集するときはFTPを使う
PHPファイルの編集にはFTPソフトやファイルマネージャーを使用します。
FTPソフトとは、サーバー上のファイルにアクセスするためのソフトウェアです。
ファイルマネージャーはサーバーのFTP機能です。(名称はレンタルサーバーによって異なります)
FTPを使えばWordPressにアクセスしなくてもサーバー上のファイルを編集できます。
FTPはWordPressのテーマを編集する際は必須と言っていいほど重要な機能です。
functions.phpやwp-config.phpをカスタマイズしていると編集ミスはいつか必ず起きます。FTPソフトは早めに導入しておきましょう。
サーバーのファイルマネージャを利用する
最も手軽な方法です。
ほとんどのレンタルサーバーにはサーバー上のファイルを操作するファイルマネージャの機能があります。
ファイルマネージャーはすぐに利用できるので緊急時にとても役立ちます。存在だけでも知っておくと問題が起きたときに対処しやすくなります。
FTPソフト導入の必要なし・サーバーのファイルマネージャを利用する方法
FTPソフトのFileZillaを使う
FileZillaは無料のダウンロード型FTPソフトです。
インストールの手間がかかりますが、ファイルマネージャーよりも使いやすくなっています。
ドラッグするだけでファイルをダウンロード・アップロードできるので、直観的にファイルを操作できるのが特徴です。
以下の記事ではFileZillaの使い方と設定方法を紹介しているので参考にしてください。長期的に使っていくならFTPソフトを導入するほうが効率的です。
FTPソフト「FileZilla」のインストール方法と使い方
FileZillaは無料のFTPソフトです。WordPressのカスタマイズやエラー対処のためにサーバーのファイルを編集できます。FileZillaのインストール方法・使い方・初期設定・ファイルを指定エディタで開く方法を解説します。
functions.phpの編集
functions.phpの編集にはFTP機能(FTPソフト or ファイルマネージャー)を使います。
functions.phpはテーマフォルダ(子テーマを利用している場合は子テーマのフォルダ)の直下に配置されています。
/wp-content/themes/テーマ名/functions.php子テーマを使用している場合は、必ず子テーマ側のfunctions.phpを編集してください。
親テーマのfunctions.phpを編集すると、テーマアップデート時に編集内容が消し飛びます。
WordPressのテーマフォルダには、style.css, index.phpといったファイルが存在するので探す際の参考にしてください。
後はFTPでファイルを開いて編集すればOKです。
wp-config.phpの編集
wp-config.phpの編集にはFTP機能(FTPソフト or ファイルマネージャー)を使います。
wp-config.phpはWordPressをインストールしているディレクトリの直下にあります。
htaccessの編集
htaccessの編集にはFTP機能(FTPソフト or ファイルマネージャー)を使います。
htaccessはWordPressをインストールしているディレクトリの直下(wp-config.phpと同じ場所)にあります。
PHPファイルの編集方法まとめ
WordPressでfunctions.phpやwp-config.php等のPHPファイルを編集する方法と初心者が注意すべき項目について紹介しました。
WordPress初心者の人は、絶対にWordPress上でPHPファイル編集しないでください。
- WordPress上でPHPファイル編集しない
- functions.phpやwp-config.phpの編集にはFTPを利用する
- ファイルマネージャーはすぐに使えて便利
FTPソフトを使うこと自体が対処法です。仮にエラーが起こってサイトにアクセスできなくなってもFTPを使っていればすぐに元に戻せます。
編集前にファイルのバックアップを取っておけばさらに安全に編集できるでしょう。
