XMLサイトマップはサイト構造を検索エンジンに伝えてクロールの効率を向上させます。この記事ではXML Sitemaps(Google XML Sitemaps )の使い方と検索エンジンにサイトマップを自動送信する方法を紹介します。
WordPressのおすすめプラグインを調べていると非常に多くのプラグインが出てきます。
薦められたプラグインを片っ端から導入している人。導入したプラグインの使用用途をしっかりと理解していますか? デメリットを知っていますか?
使い方の分からないプラグイン・テーマと機能が重複するプラグインは無駄なだけでなくサイトを重くする原因にもなります。
無駄なプラグインは入れない方がメリットが大きいです。
この記事ではWordPressのいらないプラグインと最低限の必要なプラグインを紹介します。
サイトが重くなる原因についても解説しているので、心当たりのある人は参考にしてください。
WordPressのいらないプラグイン
WordPressのいらないプラグインと最低限の必要なプラグインを紹介します。
いらないプラグインまで使っていませんか?
おすすめ記事を参考にしてよくわからないプラグインまで使っていないでしょうか?
そもそも、記事というのは内容を充実させると上位に表示されやすくなります。記事内容を増やすために不必要なプラグインまで薦める傾向が強いです。
おすすめプラグインの記事を鵜呑みにして、使用用途の分からないプラグインまで導入するのは絶対にやめましょう。
サイトが重くなる原因になります。
最低でも使用用途・利用目的を把握するべきです。
WordPressのいらないプラグイン | いらない理由 |
---|---|
WordPress Popular Posts | サーバー負荷が高い。人気記事表示は本当に必要なのか? |
Akismet | 有料。お金を払ってまで使う必要があるのか? |
SEOプラグイン(All in One SEO, Yoast SEO) | テーマの機能と重複する |
解析系プラグイン | Google Analyticsを使えばOK。ヒートマップなんて初心者は活用できない。 |
キャッシュ系プラグイン | サーバーキャッシュと重複する。最初からサーバーキャッシュ機能があるサーバーを選ぶべき。おすすめはエックスサーバー。機能が完璧で安定性が非常に高い。 |
バックアップ系プラグイン | 同上。無料の自動バックアップ機能があるサーバーを選ぶべき。エックスサーバーがおすすめ。 |
テーマと機能が重複するプラグイン | 無駄 |
使用用途を理解していないプラグイン | 無駄の極み |
プラグインは簡単に機能を追加できて便利ですが、デメリットも大きいことを理解しておいてください。
いらないプラグイン、特に何に使うか自分が理解していないプラグインはデメリットだけが残ります。
使わないプラグインは最初から入れないことです。
一度入れると削除をためらってしまいます。
All in One Seo Packはいらない
初心者にAll in One Seo Packは必要ありません。
有名なWordPressテーマの多くはSEO機能を独自に備えています。
どちらかというと「All in One Seo Pack」はWeb制作者向けのプラグインです。サイト作成に必要な機能を補って制作コストを下げるために利用します。
初心者がとりあえず導入する類のプラグインではありません。
SEO機能のないテーマの場合のみ、追加でSEOプラグインを導入します。有名なSEOプラグインはAll in One SEO PackとYoast SEOの2つです。
- Yoast SEO
- All in One SEO Pack
All in One SEO Packは商用化アップデートで機能制限が増えて少し不便になりました。不具合も発生していたので、どうしても使うならYoast SEOが好ましいです。
最低限必要なのは「Google XML Sitemaps」だけ
多機能でSEO関連の機能がそろっているテーマなら必須プラグインは少しだけです。
例えば、Cocoonテーマの場合、足りていない必須機能は「お問い合わせフォーム」と「サイトマップの送信」だけです。
Contact form 7とGoogle XML Sitemapsだけ追加すれば困りません。
お問い合わせフォームが必要ないなら「Google XML Sitemaps」だけでOKです。
実際にこのサイトの常駐プラグインは「Google XML Sitemaps」だけです。
サイトマップの送信に関してはWordPressの機能で代用可能ですが、設定が難しいのでプラグインがおすすめです。
- Contact form 7
- Google XML Sitemaps
初心者の場合はプラグインで機能拡張するよりも最初から機能がそろっているテーマを選ぶ方がメリットが大きいです。
たまにSEO機能を持っているテーマでSEOプラグインを使っている人を見ます。この場合、SEOタグが2重に出力されます。
逆に不利になる可能性もあるので注意してください。
目的があるなら無駄にはならない
この記事ではプラグインの不使用を推奨しているわけではありません。
この記事で最も言いたいことは、
利用目的を理解していないプラグインは無駄
ということです。
色々と書いていますが「プラグインは使わない方がいい」と言っているわけではないので勘違いしないでください。
使いたい機能や必要なプラグインがあるなら使うべきです。利用目的があるなら無駄にはなりません。
サイトが重い原因はプラグインなのでは?
よく「プラグインを増やすとサイトが重くなる」と言われますが、なぜ重くなるか知っているでしょうか?
単に処理が増えて遅くなるだけではありません。
プラグインが原因でサイト速度が低下する真の原因はデータベースの肥大化です。
プラグインを増やすとデータベースが肥大化する
プラグインの中にはデータベースに大量のログを残すものがあります。
例えばアンチスパムのAkismetやSEOプラグインとして有名なAll in One SEO Packは非常に多くのログ定期的に残します。
- Akismet:スパムログを超大量に残す
- All in One SEO Pack:定期的にログをはく
- WassUp Real Time Analytics:解析データのログが大量に残る
- WordPress Popular Posts:ブログ閲覧数のログが大量に残る
定期的にログを残すタイプのプラグインはサイト運営期間に比例してデータベースを肥大化させます。
知らない間にゆっくりと蝕む感じです。使用者は気がつきません。
データベース肥大化のデメリット
デメリットはサイト表示速度の低下です。
データベースには記事内容や記事のメタデータなど様々な情報が格納されています。
データベースが肥大化するとこれらの情報を探す時間が増大します。膨大なデータの中から検索すると時間がかかるのは容易に想像できるでしょう。
結果的にサイトの表示速度が遅くなります。
データベース肥大化を防ぐには?
無駄なプラグインを使わないことです。使用するプラグインを減らせば大幅に肥大化を抑えらます。
以下はこのサイトの例です。
- 使用プラグインはGoogle XML Sitemapsのみ
- 200記事
- 運用1年間でデータベースサイズは10MBほど
データベースは放っておくとギガ単位になることもあるのでとても軽く抑えられています。
上で紹介したプラグインを使うなとは言っていません。数を抑えればそれだけサイト速度低下を抑制できるということです。長期的にサイトを運営するならプラグインの取捨選択は非常に重要です。
プログラミングの知識がある人は必要な機能を自分で実装する方法もあります。
EWWW Image Optimizerのデメリットについて
EWWW Image Optimizerについて結構使っている人が多いので書いておきます。
おすすめ記事でよく目にしますが、万人におすすめできるプラグインではありません。
画像を自分で管理したい人は使ってはいけません。
EWWW Image Optimizerはアップロードした画像を自動で圧縮してくれるプラグインです。画像のサイズ管理をしたくない人用です。
2MBもある巨大な画像をアップロードしたいけどリサイズするのが面倒、といった場合に役立ちます。
逆に小さな画像をアップロードすると見た目の劣化が大きくなるので注意です。
このプラグインを使っているならアップロードした画像が汚いと言うのはやめましょう。画像の見た目と軽さはトレードオフです。
なおEWWW Image Optimizerによる体感のサイト速度の改善効果はほとんどありません。(WordPressに画像自動生成と遅延読み込み機能があるから)
大きな画像をアップロードしてもブラウザがレスポンシブ画像を使ってくれます。遅延読込みに至ってはWordPressと機能が被っています。
サーバーのディスク容量に関してはむしろ使いきる方が大変です。
必要なプラグインは使うべき
WordPressのいらないプラグインと最低限の必要なプラグインを紹介しました。
この記事はプラグインの不使用を推奨しているわけではありません。あくまで無駄なプラグインのデメリットを知ってもらいたかったので書いています。
必要なプラグインは積極的に使ってみてください。
プラグインは自分が使い方を理解していなければ意味がありません。他人からおすすめされたものをそのまま使うのではなく必要かどうか判断して使ってください。