私は以前までXMLサイトマップの送信にXML Sitemapsを使用していました。
XML Sitemapsは、WordPressのサイトマッププラグインの中で一番インストール数の多いプラグインです。バージョン4.1.3のアップデート以降、挙動が怪しくなったので代わりとなるプラグインを探しました。
2022年7月現在は修正されているようです。反対に、XML Sitemap Generator for Googleが2022年6月16日に永久的に公開停止になりました。新規ダウンロードはできません。
プラグイン名 | 説明 |
---|---|
XML Sitemaps(Google XML Sitemaps) | 最も有名なサイトマップのプラグイン。バージョン4.1.3以降バグが増えたが、4.1.5で修正されている。 |
XML Sitemap Generator for Google | この記事で紹介しているプラグイン。既に公開停止。 |
XML Sitemap Generator for Googleの使い方
XML Sitemap Generator for Googleはその名の通り、XMLサイトマップを出力して検索エンジンに通知するWordPressプラグインです。
WordPressには様々なサイトマッププラグインがありますが、
その中で、XML Sitemap Generator for Googleを選んだ理由は次の通りです。
- 余計な機能を備えていない
- 有効インストール数が多い
- プラグイン製作者の国籍(ロシア以外であること) → 英国
- オープンソースである
- 記事やカテゴリーを個別に除外できる
余計な機能を備えていない純粋なXMLサイトマッププラグインの中で、信頼性が高いものを選びました。投稿・固定ページ・カテゴリーを個別に除外できることも重要です。
インストール後、設定 > XML Sitemapで設定画面にアクセスできます。
XML Sitemap Generator for Googleは日本語対応していませんが設定は難しくありません。以下で順に解説していきます。
サイトマップURLの出力 (Output urls)
各種XMLサイトマップのURLを出力する設定です。
- XML Sitemap
- XML News Sitemap
- RSS Sitemap
- RSS New Pages
- HTML Sitemap
サイトマップのURLは自由に変更できます。
空欄にするとその種類のサイトマップは無効になります。(出力されない)
サイトマップは動的に生成されるのでサーバー上にファイルは存在しません。右メニューのリンクからアクセスできます。
次のようなサイトマップが出力されます。デザインは結構シンプルです。
一般設定 (General settings)
XML Sitemap Generator for Googleの一般設定です。
最低でも、Automatically ping Google / Bing (MSN & Yahoo) dailyとAdd sitemap links to your robots.txt fileにチェックを入れてください。
項目 | 説明 |
---|---|
News sitemap | ニュースサイトマップを出力するかどうか。 Disabled:無効 Include all posts:すべての投稿を含める Selected tags / categories:選択されたタグとカテゴリを含める |
Enable images in sitemap | 画像をサイトマップに含めるかどうか |
Automatically ping Google / Bing(MSN & Yahoo) daily | 検索エンジンへの自動通知設定(推奨) |
Add latest page / post RSS feed to head tag | 新規投稿記事のRSSフィードをheadに追加する |
Add sitemap links to your robots.txt file | robots.txtにサイトマップのリンクを追加する(推奨) |
サイトマップのデフォルト設定 (Sitemap defaults)
デフォルトでサイトマップに含めるか除外するかの設定です。
アーカイブページや投稿者ページをデフォルトで除外する場合に設定します。
updatedの項目でサイトマップに含める投稿日時を設定できます。
- updated → 更新日時
- created → 投稿日時
Exclude列で各項目の除外設定を変更できます。
初期設定ではすべてinclude(含める)になっているので、デフォルトで除外したい場合はexclude(除外)に設定してください。
Page / area | ページ名 |
---|---|
Home page | トップページ |
Regular page | 固定ページ |
Post page | 投稿ページ |
Taxonomy categories | カテゴリー |
Taxonomy tags | タグ |
Archive recent | アーカイブ |
Archive old | アーカイブ |
Authers | 投稿者ページ |
include scheduledは投稿予約記事を含めるかどうかの設定です。
Relateve priority(相対的な優先度), Update frequency(更新頻度)に関しては、検索エンジンが判断するので設定する意味はあまりないかもしれません。
記事やカテゴリーを個別に除外したいときは各編集ページで設定します。
個別に除外設定する
個別設定はデフォルト設定を上書きします。
Sitemap inclusionをexcludeに設定すると除外されます。
以下はカテゴリー編集ページの設定例です。
項目 | 説明 | 設定 |
---|---|---|
Sitemap inclusion | 除外設定 | include:含める exclude:除外 |
Relative priority | 優先度 | 0.0~1.0 |
Update frequency | 更新頻度 | – |
Post inheritance | 継承設定。親カテゴリの設定を引き継ぐかどうか。 | Don’t inherit:引き継がない Inherit:引き継ぐ |
サイトマップに含める記事よりも除外記事の方が多い場合、デフォルトをexcludeにして個別設定をincludeにした方が手間が少ないです。
固定ページは除外(プライバシーポリシーや利用規約)が多くなりやすいので、個別設定をうまく活用してください。
投稿記事でも同様に個別設定できます。
XML Sitemap Generator for Googleまとめ
XML Sitemap Generator for Googleの使い方と設定方法を紹介しました。
XML Sitemap Generator for Googleは余計な機能を備えていない純粋なXMLサイトマッププラグインです。WordPress 6.0にも対応しています。
- WordPress 6.0に対応
- 余計な機能を備えていない
- 記事やカテゴリーを個別に除外できる
XML Sitemapsの代わりを探している人におすすめします。